リリース半年で約1000 人の職人さんが利用!建設業界で「ものづくり」に専念できる環境を生み出すサービス「Greenfile.work」とは?!
こんにちは、シェルフィーでマーケティングを担当している友添茉結です 🙂
前回の記事では、シェルフィーのサービスの一つ、SHELFYについて紹介しました。建設業界を変革しようと挑んでいるシェルフィーが一つのサービスで満足するわけはありません!
というわけで、今回はもう一つのサービス「Greenfile.work」についてみなさんに紹介します!
Greenfile.workが解決したい建設業界の課題とは?
建設業界には「多重構造が故にITが広まらない」という課題があります。ピラミッド構造を持つ建設業界では、業務上でITツールを使う際には元請け企業が指定したツールを一次請けも二次請けも同様に使用する、といったようなトップダウン式の構図ができているのです。しかし、ピラミッドの頂上で使用すると決められたツールは現場に沿ったものではないことも多く、現場の職人さんたちが使いづらいと感じているのが現状。「使いづらい=ITは嫌だ」というイメージが根付いてしまい、結果として業界にITが浸透しないままなのです。
シェルフィーはそんな業界の課題に立ち向かっています。「ITが浸透しない理由が『現場で使いにくいツールだから』ならば、現場の職人さんが使えるものを作れば良い。そしてピラミッドの上からではなく、下からじわじわ浸透していく、そんなツールを作ろう!」そう考え、シェルフィーは業界で圧倒的に必要とされるプロダクトを作ることに挑戦しているのです。
建設業界の人たちのニーズは?
末端の職人さんたちが使えるサービスを浸透させるために、どうやって攻めるか。シェルフィーが目をつけたのが「建設業界における安全書類の作成」でした。
シェルフィーが建設業界の方々とお話していく上でわかったのが、職人さんたちは工事外の業務、特に書類の作成に時間を取られているということです。安全書類とは建設現場の安全を守るために必要な書類の総称で、主要なものだけで20種類以上あります。
近年、建設業界における安全管理の厳格化に伴って、これまで書類を書いていなかった人たちも強制的に安全書類の作成をせざるをえない状況になりました。安全書類の作成は時間のかかるものであり、そのせいで職人さんたちは意外にも現場外でリソースを取られているのです。その結果、現状は建設業界の人たちは、本業である「ものづくり」に十分な力を割くことができていません。
シェルフィーはこの状況を変えるべく動いています。「職人さんたちの書類作成にかかる負担を減らし、ものづくりに専念できる状態を作る」ため、サービス開発に励んでいるのです!
Greenfile.workが生み出す価値は?
これまでの設明をまとめると、
今あるサービスが使いづらい
⇩
仕事がはかどらず、ものづくりに専念できない
⇩
ITが嫌いになる
⇩
ITが業界に浸透しない
といったように、建設業界には負の流れが生まれてしまっているということです。しかし本来ITとは従来の業務を効率化させるためにあるべきもの。
そこでシェルフィーは考えました。ITに対してネガティブな印象を持っている方々に使ってもらい、そしてなくてはならない存在になるには、「はやく」「楽しく」そして「正確」である必要がある。そうして私たちはGreenfile.workというサービスを作ることにしたのです。
では一体どんなサービスなのか、ここから説明していきます。
Greenfile.workは一言でいうと「オンライン上で安全書類が作成できるサービス」 🙂
整理された情報をつかって安全書類を「はやく」「楽しく」そして「正確に」作れる体験を提供し、生産性を高めるという価値を持っています。
1.「はやく」書類を作成する
職人さんたちが書類作成で疲弊する原因の一つに、各書類に毎回同じ内容を入れなければならないという作業があります。
作業員一人につき必要な情報の量は、ざっと挙げてもこのくらいあります。
名前、ふりがな、職種、特記事項、雇入日、経験年数
生年月日、年齢、住所、TEL、家族住所、家族TEL
健康診断日、血圧、血液型、特殊健康診断日、特殊健康診断種類
雇入時・職長・特別教育、雇入時、技能講習、免許
自動車運転免許証番号
これらの情報を多いときでは何十人分も、しかも書類何枚分も手入力しなければならないのです。気の遠くなる作業ですよね。
Greenfile.workではマスターデータによく使う内容を登録しておけば、次回からは登録した内容から必要なものを選択すれば自動入力してくれるので、いちいち入力する手間が省けます。例えば自社の作業員の名前や工具の名前はいつも同じデータを使うことが多いので、一度それらの情報を登録すれば次からははやく書類作成ができるようになります!
また一つ一つの入力ステップにサポートメッセージがあり、何を入力すれば良いのか教えてくれるので、迷って手が止まるということがないのも、はやく書類作成を進めるポイントとなっています。
2. 「楽しく」書類を作成する
書類作成と聞くと、面倒といったイメージが湧く人も多いのではないでしょうか。Greenfile.workでは少しでもその気持ちを緩和できるよう、パンダ親方というキャラクターに力を借りています。パンダ親方がわかりやすく、そしてクスッと笑えるような面白い言葉で書類の作成をサポートしてくれるので、「楽しく」ポジティブに書類が作成できるようになっています。
私もGreenfile.workのデモで書類作成を体験したのですが、必要事項を入力しただけでもパンダ親方が褒めてくれるので、自分がすごい仕事をした気分でハッピーになりました!!
ちなみにパンダ親方はTwitterアカウントも持っていて、広報としての役割も担っているんですよ 🙂
サービス内にキャラクターがいると、作っている側も使う側もサービスに愛着がわきますよね!
3. 「正確に」書類を作成する
これは現在取り組んでいる機能です。例えば「日付」など誤ったデータを入力してしまった際にアラートしてくれる機能。その他に、マスターにある社員情報から健康診断のリマインドをしてくれたり、車両情報から車検期限の日付がすぎていないかチェックしてくれるといった機能が挙げられます。正確なデータの入力とそのデータを生かして一歩上のサービスになることを目指しています。
これらの「はやく」「楽しく」「正確に」が合わさると、建設業界の書類作成業務は効率的になり、職人さんたちが本業である「ものづくり」に専念できる環境を生み出すことができます!そして、結果として職人さんたちの生産性が上がる!!ということに繋がるのです ^^
Greenfile.workの今後
Greenfile.workはリリースの2018年2月以降、これまでに約1000社(10/11時点)のお客様にご利用いただいています!
現在Greenfile.workのユーザーは下請け会社の方がメインですが、今後は元請け会社にも範囲を広げ、ゆくゆくは建設業界全体に浸透するサービスとなりたいと考えています。わかりやすく言えば、LINEのようになくてはならない存在になるのが目標です。LINEは建設業界の現場で業務でも使われているコミュニケーションツールとなっていて、LINEなしには仕事が進まないというくらい大きな存在なんです。「Greenfile.workを使っていないなんて仕事ができないよ!」と言われるくらい必要不可欠な存在になるよう、シェルフィーはこれからもサービスの向上に努めていきます。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
少しでもシェルフィーのサービスに興味を持ってくださった方、もっと詳しく聞いてみたいという方、ぜひオフィスにお越しください :-) どうしてパンダのキャラクターなの?といった質問でもかまいません!お待ちしています!!