シェルフィーのビジネスモデルを図解ツールキットで作ってみた。

こんにちは。シェルフィーでブランドマネジメントを担当している末次です。

突然ですがみなさんは様々な状況下で見積書を作成してもらい値段を比べた経験がありますよね。

建設業界でも建設工事を業者様に依頼する見積書を作成してもらいコンペを行いますが、業界の特性上いくつかの問題が生じるんです。

今回は建設業界での見積りコンペ問題に触れた後、それらの問題をカバーするために作られたシェルフィーのビジネスモデルについてお話したいと思います(^^)

多量の相見積もりは見積書の質を下げる

①コンペ社数が多いと無駄なリソースが多い

1つの建設案件依頼をする際に多くの会社に見積りを依頼すると、コンペで選ばれなかった見積書は無駄なリソース(選挙で例えると死票)となってしまいます。

建設業界の見積書は携帯の見積書などのように短時間でできるものではなく、数千万円の規模感の案件だと10日以上はかかります。建設業界は人手不足が深刻なのに、勝つ可能性が低いコンペのために多くの労働力を充てられている…とても無駄が多い状況ですよね。結果、マクロな視点で見ると人件費も含まれ見積り額が高騰する一因にもなってしまいます。

②質の低い見積書が立ち並ぶ危険がある

コンペ社数が多いと勝率が下がるためモチベーションが上がらず、本気で減額箇所を探そうとしていない見積書がたくさん並ぶ可能性があります。また工事をお願いする施工会社様が決まっているにも関わらず、コンペを開催して見積書を比較した上で会社を決めたように見せかける形式上のコンペが行われていることもあります。この状況下だと質の低い見積書ばかりが並んでしまい、適正価格の見積書に出会えない可能性があります。

つまりコンペ社数が多いと、施主様・施工会社様双方にとって嬉しくない状況となってしまうのです。

健全なコンペの世界を作るために

シェルフィーのサービスはそんな状況を改善する新しいコンペの仕組みを作りました。

多くの企業のビジネスモデル図解を作成・解説しているチャーリーさん(@tetsurokondoh)が配布している「ビジネスモデル図解ツールキット」を使ってシェルフィーのビジネスモデル図解を作成したので、これを用いて解説していきます。

シェルフィーは、法人・個人問わず様々な施主様と、施工会社様を繋ぐマッチングサービス「SHELFY」を提供しています。施主様が公開している案件内容を施工会社様が閲覧し、参加したいと思った案件にエントリーすることができます。案件額の相場は1000〜1500万円程度。コンペ参加社数は最大5社までで、平均は約3社です。

「SHELFY」は、施工会社様が案件にエントリーしてから施主様とのマッチング成立までの段階を踏んだ課金システムの仕組みが特徴的です。

施工会社様が施主様と成約するまでにシェルフィーにお金を払うタイミング3回あります。

①案件情報の詳細を閲覧するとき

施工会社様はWeb上にある募集中の案件一覧を見て気になる案件があれば2万円を支払って詳細を見ることができます。施主様が公にできない秘匿性の高い情報も載せているため無料で情報公開をしていません。

②エントリー時

施工会社様は詳細閲覧をして案件に参加したいと思ったら、エントリー費として案件予算額の1%を支払います。仮に1000万円の案件であれば10万円です。つまり、3社でコンペを行う場合はエントリーの段階でシェルフィーに10万円×3社30万円入ってくることになります。

施工会社様はエントリーの段階でお金を取られるとなると、勝たないと損だという状況になるため本当に参加したい案件のコンペのみに参加するようになります。この仕組みによって無駄な見積書作成をしなくて済むため、業界全体の人件費の削減や作業効率化に繋がります。

③案件成約時

施主様とのマッチングが成立した際はエントリー費の1%に加えて、成果報酬として案件予算額の2%を払います。エントリーからマッチングまでの合計額は1%+2%で、1000万円の案件だと30万円です。他社サービスだと成果報酬8%程度のところが多いため3%でもかなり低い割合です。

しかし平均である3社コンペを行なった場合、「エントリー時の1%×3社」+「成果報酬額の2%×1社」5%はシェルフィーにキャッシュが流れてくるので、健全なコンペ環境を作りつつ、シェルフィーのwinにもしっかりと結びついています。

このようにステップを踏んでお金をいただくシステムにしていることで

施工会社様

・本当に参加したい案件のみの見積書作成を行うことができる。
・コンペ勝率が上がる。

施主様

・質の高い見積書を入手できる。
・人件費を減らした見積り額が並ぶ。
・多くの施工会社様とのコミュニケーションに時間を割かなくて済む。

シェルフィー

・エントリー費用×コンペ社数分がシェルフィーに入ってくる。

win-win-winの状況が生み出されます。

まとめ

建設業界の特性上生じてしまう相見積りの落とし穴、シェルフィーのビジネスモデルについて触れてみました。他の業界にも当てはまることがいくつかあるのではないかと思います。(デザインコンペはかなり似た状況かと思います。)

シェルフィーは「建設業界に健全な競争環境をつくり、利用者の納得感を生み出す」というMISSIONをかかげています。このMISSIONのもと、適切な情報を提供したり、より効率的で健全な競争環境ができるシステムを作ったりすることで、案件に関わる全ステークホルダーが満足する環境づくりを目指しています。

建設業界に限らず様々な場面・業界でのコンペが健全な環境で行われ、無駄なリソースを生まずに済むサービスがもっともっと誕生してほしいなと思います。

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