入社して3年で社内MVPを獲得。自分の成長の軌跡を振り返ってみた。
こんにちは。シェルフィーでブランドマネジメント兼カスタマーサクセスを担当している竹内です。
新卒でシェルフィーに入社してから3年目。先月はじめて社内MVPに選ばれました。それを機にシェルフィーでの自分の成長について改めて振り返ってみたので、今回は僕個人が考えるシェルフィーで身につくスキルや、組織的な特徴についてお伝えしたいと思います!
成長に必要なのは「土台」
ベンチャー=成長というイメージが強いですが、「ベンチャー」という環境に身を置きさえすれば成長できるということではありません。ベンチャーで自分のパフォーマンスを十分に発揮する土台があって初めて、自分の成長に拍車をかけることができます(もちろん自身の主体性があることが前提です)。
僕個人としてはその土台は一緒に仕事をするチームメンバーや組織によって作られると感じているのですが、シェルフィーはまさにそれらを大事にしているベンチャー。そのおかげで僕はこのシェルフィーでの3年間で、成長のための土台を固めることができました。
その土台の要素はなんだったのか。それは「EQの向上」と「モヤっとに気づくという姿勢」です。
ここからはこの2つについて、僕の経験を交えて説明していきます。
【EQの向上】
*ネガティブ思考の泥沼に陥っていた自分
EQとは「心の知能指数」といわれ、簡単にいうと「感情をコントロールして、有効利用できるようにする能力」です。EQが高ければ高いほど、モチベーションを管理したり、他の人との関係を良好にしたりできます。
シェルフィー入社時は初めてやる業務がとにかく多く、しかも僕の場合はめちゃくちゃ失敗していたので(笑)、「なんでこんなこともできないんだ…」「何やってもだめだ…。辛い」などの感情に終始していて、泥沼にハマっていくというようにEQレベルが低い状態でした。稀にロボットみたいに鉄のEQを持っている人もいますが、本来人間は感情に左右される生き物。そのうえ僕は感情を抱え込みやすい性格だったため、入社初期はEQの低さによるネガティブな感情に悩まされました。
*「EQを高める」ためにPDCAを回す
そんな時、 シェルフィーの1on1の場で担当メンターにネガティブな気持ちを打ち開けると、「EQを高める」という話をしてくれました。
EQを高めるためにすることは2つ。
まずは自分の感情を客観的に認知する癖をつけることです。何か問題やトラブルにぶち当たったとき、その時の自分の気持ちを客観的に捉えます。落ち込んでるな、悔しいな、イライラしてるなとか。これが自分の感情をコントロールする最初のステップです。
その次に、いつも決まった質問を投げかけます。「この感情を生み出す問題を解決するために何をすればいいか」。この質問はEQの向上にとても重要なものです。EQが低い状態だと大抵感情に流されてしまい泥沼にはまりがちですが、自身の感情を認知しどう対処するかの質問を投げかけることで、はやく改善へと繋ぐことができます。
週に一回の1on1で、今抱えている課題は何か、解決のために何ができるか、次の1on1までにどんなアクションをとるかを話し、決めたことを実行に移す。そして次の1on1で前の週のフィードバックを行い、次のアクションを決める。このように1on1という制度を利用して毎週自分のEQをアップデートしていました。改善を繰り返した結果、ネガティブな感情の泥沼にはまることなく、自分を客観視できるようになり、キャパが広がりました。その上、メンバーからのダメ出しや指摘があったとしても、自分の成長を促す栄養をもらったような気がして、むしろ嬉しい気持ちが勝るように(笑)。アウトプットの質も向上し、結果にコミットできるようになりました。
【モヤっとに気づくという姿勢】
シェルフィーでは人の「モヤっと」を敏感に感知することを大事にしています(ちなみに「モヤっと」とは、言葉にできないけど腑に落ちない気持ちや違和感を抱いている状態のことを言います)。
僕は入社当初、自分が納得しないまま話が進んでも、そのモヤッとの言語化がうまくできず、発言することができませんでした。そんな時、シェルフィーのメンバーから「なんかモヤッとしてない?」という言葉をかけられて。そう言ってくれると「何だか腑に落ちていないけどその気持ちが正しいかもわからない」というような状況でも話しやすいわけです。
感情を汲み取ろうとする文化や組織に助けられ、自分が発言することの重要性や責任感が増すようになりました。また自分のモヤっとを伝えるだけでなく、他のメンバーのモヤっとに気づけるような意識が芽生えたのもメンバーから学んだ姿勢のおかげです。結果として、チームのアクションに影響を与えることができるシーンが増えていきました。
土台があることで生まれた思考と事業の成長
この3年間で「EQの向上」と「モヤっとに気づくという姿勢」の2つから成る土台を得ることができました。今考えてみると、その土台のおかげで自分の心に余裕が生まれ、色んな軸を持って部署をまたがった業務をすることができるようになったと感じています。様々な部署やメンバーを巻き込んでプロジェクトを推進するということも、まだ完璧ではないものの、だんだんとできるようになってきました。
現在はカスタマーサクセスというチームや事業に重要な施策を提案し、それらを推進しています。またカスタマーサクセスをテーマにしたイベントも企画・主催し、採用やブランディングにつながる取り組みをしてきました。今回のMVPはその事業の成果を評価してもらったものですが、同時に数値で測れない思考プロセスの成長に対する評価であるとも感じています。「EQの向上」と「モヤっとに気づく姿勢」の土台がであってこそ獲れたMVPです。3年前の自分には考えられないことですね。
まとめ
シェルフィーは決してさじを投げず、一人ひとりの潜在的な能力や推進力を引き出そうとしてくれる会社です。そのために成長を促す土台をしっかりと固めてくれ、そして成長の背中を押してくれます。事業と同様に、組織も日々アップデートされていることが実感できる場であるということはシェルフィーの大きな特徴だと思っています。
最後になりますが、この会社には建設業界にイノベーションを起こす事業にチャレンジしながら、自分の成長を加速させる組織や環境があります。少しでも興味のある方はぜひ気軽にオフィスに遊びにきてください!