INTERVIEW

インタビュー

PM/2つのスタートアップ立ち上げを経て思う、シェルフィーが目指す世界の面白さ

緒方 周平

プロダクトマーケティング

慶應義塾大学 文学部卒業。大学3年次にUniversity of California Urbain(アメリカ)に1年留学。アメリカ留学中にサンフランシスコのデザイン会社でインターンを経験。帰国後に起業する友人に誘われ、スタートアップで3年働いたのち、創業直後のシェルフィーにデザイナーとしてジョイン。組織拡大に伴い、プロダクトマネージャーとしてディレクションも含めたプロダクト全体の戦略、工程管理、クオリティ管理などを担当。

どのような経緯でシェルフィーへの入社にいたったのですか

もともと代表の呂とはお互いが大学生の頃から付き合いがあり、その後何年か経って、私が次のキャリアを考えたタイミングで呂から誘われたのが入社のきっかけでした。

大学時代の彼は「Japan Manga」という会社を立ち上げていて、私は学生時代の友人とスタートアップの立ち上げに参画してました。 

そのスタートアップでは主に医療系のメディアの立ち上げをやっていました。数ある医療分野の中でも妊娠や子育てにテーマを絞ったところ、ライフイベントに関する情報はユーザーにとってのインパクトが大きく、記事のPV数も予想以上に伸びていきました。でも自分のやりたいことではないなとふと気付き、次のキャリアに進もうかなと思ったんです。

その後嬉しいことに複数の会社から誘いがありましたが、呂は1社目の経営を通して事業を立ち上げる難しさを知っているからこそ次の事業は絶対にやり遂げる、という期待がありました。

実際に約3年間呂と一緒に仕事をして思うのは、ロジックとパッションのバランスが絶妙だなということです。シェルフィーでは週に1度全社ミーティングがあるのですが、ロジックで共有するのはもちろん、同時にパッションも伝えることで、会社の雰囲気を盛り上げ、いかにワクワクさせるかを常に考えている人だと思いますね。

またシェルフィーを選んだもう一つの理由に、「スタートアップで働く本質は0から1を生み出すことだ」という自分の思いもあります。シェルフィーのターゲットである建築業界は日本で2番目に巨大な産業でありながら、未だにITが浸透しておらず、改善の余地がまだまだたくさんあります。シェルフィーをそんな建築市場における代表的なIT企業にすることは非常に挑戦しがいのあることであり、立ち上げメンバーとして参画する意義は十分にあると判断しました。

 ※創業当時のオフィス

現在の業務内容を教えてください 

プロダクトマーケティングというチームで、プロダクトマネージャー(以下:PM)をしています。会社の意思決定をプロダクトに落とし、ユーザーの課題を本質的に解決するような理想のプロダクトの姿を追求しながら、目の前のリリースまでのフローを管理していくのが役割です。

普段の業務ではビジネスサイドと開発サイドの橋渡しをすることも多いです。ビジネスサイドから上がってきた数々の要望を「その機能は本当に必要なのか」「今着手すべきことは何か」といった前提に立ち返って考え、ただの伝言ゲームには絶対にしないことで、プロダクトに関わるメンバーが納得感を持って進められることを大切にしています。

その他にプロダクトサイドへの納得感を生み出すために気をつけていることはありますか

二つあって、「川上の戦略から伝える」ことと「WHYの共有」です。

私は「プロダクトマーケティング部」のマネージャーなので、常日頃からマーケティングという概念からプロダクトの戦略を考えています。だからプロダクトの意思決定をメンバーに共有するときも、その必要性や取り掛かるタイミング、リソースのかけ方などについてマーケティングの視点から語り、川上の戦略から理解してもらうようにしています。

もう一つの「WHYの共有」というのは、シェルフィーではメンバーへ何かを頼むときはただ単にタスクを割り振りするのではなく、そのタスクをその人に依頼することになった背景や目的を事細かに伝えるという文化があります。

例えばリソースがかかるタスクがあったとして、そのタスクが発生した背景や目的を伝えず「これやってください」と丸投げすれば、業務の重要性や意図を理解していないメンバーは「本当に今やる必要があるのか」と途中で疑問に思ったり、他のタスクを優先してしまう可能性があります。事前にしっかりとWHYを共有することで、意思の相違によるミスを未然に防ぎ、加えてモチベーションを維持してもらうことができます。

PMとして仕事をするうえで、最も大事なことは何だと思いますか

結局、PMに求められる資質で一番大切なのは「熱意を持ち、妥協しない姿勢をみせること」だと思います。もちろんスキルや知識はあるに越したことはありません。ただ、いいものを作りたいという高い理想を持ち、エンジニアとクオリティを追求し合える関係性を形成できれば、経験はそれほど重要なものではないと思っています。

最近PMという職種は注目を浴びていますが、シェルフィーならではの特徴や難しさはありますか

先ほどもお伝えした通り、建築業界はITの浸透が決して速いとは言えません。なので単に便利なプロダクトを作るだけではなく、業界に昔からある商習慣を加味したうえで意思決定をしなくてはいけない点ですかね。

たとえば以前、設計や施工の情報をクラウド上で管理するツールを開発したことがありました。これまでFaxや電話でやり取りしていた背景から、必ず利用してもらえると思っていましたが、ターゲットである施工会社は1日の大半を現場で過ごすのでパソコンを開く時間はないんですよね。その知見を得て、急遽アプリ版をリリースしたところ利用率が急増したんです。建築業界の独特の仕事の仕方を分析することの重要性を改めて実感した出来事でした。

※実際のアプリ画面

シェルフィーを含めこれまで2社の立ち上げに関わってきた中で培われたキャリア観を教えてください

「普通のキャリアはいらない、イレギュラーなキャリアでありたい」という価値観は学生時代から持っていました。「この人、こういう人生歩んでいくんだろうなー」と周囲に想像できるような人生って絶対に避けたいと思っていたんですよね(笑)。大学時代にカルフォルニアへ留学したときも現地のデザイン会社でインターンをしたり、帰国後も就活は一切考えずにスタートアップの立ち上げに携わったのもそういった背景からです。

上記に加えて、「自分のスキルで世の中に大きなインパクトを与えていきたい」という思いはずっと根底にあります。そう考えると、自分のスキルや実力、努力がストレートに社会やユーザの反響として返ってくるスタートアップという環境はすごく自分に向いていると思っています。

とてもストイックに聞こえますが厳しい道を進んでいく中で苦難はありますか

厳しい環境を選んだとしても、一度飛び込んでしまえば自分の興味関心やバックグランドの近しい人が集まってきます。そういった人と協調しながら、進めばいいだけなので「苦難」だと感じることはありません(笑)。重要なのは一歩踏み出す勇気だけです。

シェルフィーでの3年間を通して何か自身に変化はありましたか

組織に対する意識は変わりました。以前の職場では成果を出すために寝る間を惜しんで貪欲に働いており、そういったメンバーばかりでしたのでスタートアップではこれがあるべき姿だと思っていました。なので、それまで組織に対するケアはほとんど気にしていなかったんです。

一方でシェルフィーは社員の教育や文化形成にかなり比重を置き、経験の浅いメンバーには入社フォローとしてのメンタリングをしたり、月1回のレビューを行ったりと、組織に対するケアを創業時から積極的に行っています。結局事業をスケールさせるのは個の力ではなく個の集まりの力なので、シェルフィーでの組織に対する取り組みを通して長期的な目線で組織作りをしてく大切さを学ぶことができました。

最後にシェルフィーに入って欲しい人はどんな人ですか

一言でいえば「考え抜き、成果に貪欲で、妥協しない人」ですね。スタートアップに適しているのはそういう人ですし、他のスタートアップに比べると充分すぎるほど周りのサポートを得られる文化がシェルフィーにはあるので、思いっ切り勝負したい人に来て欲しいですね。

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